毎回の空港カウンターでの受取と、帰国時のポスト投函——地味に面倒ですよね。「もっとスマートにできないかな」と感じて、eSIMへの乗り換えを調べ始めた方も多いと思います。
この記事では、レンタルWiFiとeSIMを手間・コスト・利便性の観点から比較しながら、実際の乗り換え手順や「自分には向いている?」の判断基準まで整理しています。
結論:渡航頻度が高い・荷物を減らしたい・スマホ1台で完結させたいという方には、eSIMへの乗り換えがコスト・手間ともに合いやすいです。ただしeSIM非対応の端末や複数デバイスでの同時接続が必要な場合は、レンタルWiFiが引き続き有効な選択肢になります。

この記事でわかること
- レンタルWiFiとeSIMの具体的な比較(手間・費用・利便性)
- 乗り換え前に確認すべき端末・SIMロックの条件
- eSIMに向いている人・向いていない人の判断基準
- 実際に乗り換えるときの手順と注意点
- よくある疑問へのQ&A
レンタルWiFiからの乗り換え:まず押さえておくこと
eSIMは、スマートフォンに内蔵されたデジタルSIMです。QRコードを読み取るだけで通信プランを設定できるため、空港カウンターでの受取も、帰国後の返却も必要ありません。
設定は渡航前に自宅で完了できます。現地に着いたら電源を入れるだけで、すぐに通信が使えるのが大きな利点です。
もう一点、デュアルSIM対応端末であれば、既存のSIMカード(日本の電話番号)をそのまま使いながら、海外通信用のeSIMをデータ回線として追加できます。通話は日本番号のSIM、ネットはeSIM、という使い分けが1台のスマホで可能です。
eSIMの詳しい仕組みが気になる方は、eSIMとは?難しい用語をまどかちゃんが超わかりやすく解説【初心者向け】もあわせて読んでみてください。
レンタルWiFi vs eSIM:具体的な比較表
「なんとなくeSIMのほうが便利そう」で終わらせず、実際に何が違うのかを項目ごとに整理してみます。
| 項目 | レンタルWiFi | eSIM |
|---|---|---|
| 受取・返却 | 空港カウンターまたは郵送 | 不要(QRコード読み取りのみ) |
| 荷物への影響 | 端末+充電ケーブルが増える | スマホのみで完結 |
| 準備にかかる時間 | 予約・受取・返却で計1〜2時間 | 端末確認+QR設定で15〜30分程度 |
| 複数デバイス接続 | 同時接続が可能 | 基本的にeSIM設定した端末のみ |
| 短期渡航(3〜5日)の費用感 | 渡航先・プランにより異なる | 渡航先・プランにより異なる |
| 長期・複数回渡航の管理 | 都度レンタル手配が必要 | 都度プランを購入・設定 |
| 紛失・破損リスク | 端末の破損・紛失時に追加費用 | 物理端末がないためリスクなし |
| バッテリー消費 | WiFiルーター分のバッテリーが必要 | スマホのバッテリーのみ |
費用については、渡航先・日数・プラン内容によって大きく変わるため「eSIMのほうが必ず安い」とは言い切れません。短期渡航でも複数人で割り勘できるレンタルWiFiが安くなるケースもあります。
総コストを比べたいときは、レンタルWiFiの料金に「返却の手間・延滞リスク・充電ケーブルの携帯」という隠れたコストも含めて考えると、判断しやすくなります。
eSIM-sanのプラン料金や対応国は、公式サイトでまとめて確認できます。渡航予定の国を選んで、実際の料金と比べてみてください。
eSIM-san公式サイトで料金を確認する →レンタルWiFiから乗り換える前に確認すべきこと
eSIMへの乗り換えで失敗しないために、出発前に必ずチェックしておきたいポイントが3つあります。
あなたのスマホはeSIM対応?
電話アプリを開いて「*#06#」を発信してみてください。EID番号が表示されれば、その端末はeSIM対応です。表示されなければ非対応なので、残念ながらeSIMは使えません。
代表的な対応機種はiPhone XS/XR以降(SEは第2世代以降)、Pixel 4以降、Galaxy S23以降など。詳しくはeSIM-sanの動作保証端末ページで確認しておくと確実です。
SIMロック解除は済んでいる?
eSIMを利用するには、SIMロックが解除されていることが必須条件です。iPhoneであれば「設定→一般→情報」を開いて「SIMロック」の欄を確認。「SIMロックなし」と表示されていれば問題ありません。
ロックがかかっている場合は、契約中のキャリアに手続きを依頼してください。オンライン手続き可能なキャリアが多いですが、時間がかかる場合もあるので、渡航の数日前には確認しておくのがおすすめです。
SIMロック解除を忘れたままeSIMを購入しても、現地で接続できません。特に機種変更や新規契約後まもない端末は要確認です。
複数国渡航の場合、プラン内容は十分か?
複数の国を回る旅程の場合、1つのプランで対応できるかどうかをあらかじめ確認しておきましょう。国別のプランを購入するか、複数国対応のプランを選ぶかで、設定の手間や費用が変わります。
渡航先ごとの対応状況はeSIM-sanブログでも解説しているので、参考にしてみてください。
eSIM乗り換えに向いている人・向いていない人
eSIMへの切り替えが合う人と合わない人を、正直にまとめます。
| 向いている人 | 向いていない人 | |
|---|---|---|
| 渡航頻度 | 年に複数回渡航する | 数年に一度の旅行 |
| デバイス数 | スマホ1台で完結させたい | タブレット・PCも同時に使いたい |
| 荷物 | なるべく軽量化したい | 荷物の多さはあまり気にしない |
| 端末 | eSIM対応スマホを持っている | eSIM非対応の端末を使っている |
| 通信用途 | SNS・地図・調べ物がメイン | 大容量ストリーミングを長時間使う |
| 同行人数 | 1〜2人 | グループ旅行で全員分まとめて手配したい |
グループ旅行で複数人・複数デバイスへの接続が必要な場合は、レンタルWiFi1台を共有するほうがトータルで安くなるケースもあります。eSIMが「常に正解」ではなく、使い方に合った選択をするのが大事です。
実際に乗り換えるときの手順と注意点
渡航前にやること
- 端末確認:*#06# でEID番号が表示されるかチェック。動作保証端末ページでも確認できます。
- SIMロック解除:設定→一般→情報でロック状態を確認し、必要であればキャリアへ申請。
- プラン購入:渡航先・日数に合ったプランを選んで購入。QRコードがメールなどで届きます。
- eSIM設定(QRコード読み取り):iPhoneは「設定→モバイル通信→eSIMを追加」、Androidは機種ごとに多少異なります。設定手順の詳細はiPhoneのeSIM設定方法やAndroid(Pixel・Galaxy等)のeSIM設定方法を参考にしてください。
- データ回線の割り当て確認:「モバイル通信」の設定でeSIMをデータ通信用に指定しておく。
QRコードの読み取りは、自宅のWi-Fi環境下で行うのがおすすめ。渡航当日の空港でバタバタしながら設定するよりも、余裕を持って前日までに済ませておくと安心です。
現地到着後の設定
- 機内モードをオフにする、またはモバイルデータをオンにする。
- eSIMの回線が「接続済み」または「アクティベート中」と表示されることを確認。「アクティベート中」のまましばらく表示される場合がありますが、時間をおけば解消されます。
- ブラウザやマップで実際に通信できるか確認する。
帰国後の処理
- 「設定→モバイル通信」で主回線を日本のSIMに戻す。
- 使い終わったeSIMプランは削除しておく(次回渡航時のプランと混在しないように)。
1つのQRコードは1回しか使えません。次の渡航では新しいプランを購入する必要があります。
プランの詳細・対応国・料金は公式サイトで確認できます。渡航前に一度チェックしてみてね。
eSIM-sanブログで詳しく見る →よくある質問(FAQ)
レンタルWiFiと比べてeSIMはどのくらい安いですか?
渡航先・日数・プラン内容によって異なるため、一概に「○○円安い」とは言えません。eSIMの場合は端末・充電ケーブルが不要な分、荷物コストと紛失リスクが実質ゼロになります。1人での短期渡航であれば、eSIMのほうがトータルで安くなるケースが多い傾向にありますが、グループ旅行でレンタルWiFiを割り勘する場合はレンタルWiFiが安くなることもあります。実際の料金はeSIM-san公式サイトでご確認ください。
eSIM対応なのにレンタルWiFiを使い続けるメリットはありますか?
はい、あります。複数デバイス(タブレット・PC・スマホ複数台)を同時接続したい場合や、グループ旅行で1台を共有したい場合は、レンタルWiFiのほうが使いやすいです。また、スマホのバッテリーを通信に使いたくない場合もレンタルWiFiが有利です。「eSIMが正解」ではなく、用途に合った選択が大切です。
海外で接続できなかった場合、どうしたらいいですか?
まずは機内モードのオン・オフを試してみてください。それでも解消しない場合は、「設定→モバイル通信」でeSIMが有効になっているか、データ通信がeSIM回線に割り当てられているかを確認しましょう。それでも接続できない場合は、eSIM-sanのサポートへ連絡することをおすすめします。渡航前にサポート連絡先と対応時間を確認しておくと、現地で焦らずに済みます。
複数回渡航する場合、eSIMは毎回買い直す必要がありますか?
はい、1つのQRコードは1回のみ使用できます。複数回の渡航にはそのたびに新しいプランを購入する必要があります。ただし購入・設定の手続き自体は慣れると短時間で完了するので、回数を重ねるほど手軽になっていきます。
韓国や台湾の番号付きプランは本当に必要ですか?
用途次第です。SNSアカウントの認証など、現地の電話番号が必要な場面では番号付きプランが役立ちます。一方、地図やSNS閲覧・調べ物がメインであれば、データ通信のみのプランで十分なことがほとんどです。なお、韓国の番号付きプラン(LG U+ / SKT)では実名認証が必要です。登録が完了していないと接続できないため、購入前に条件を確認しておきましょう。
まとめ
レンタルWiFiからeSIMへの乗り換えは、スマホ1台完結・受取返却ゼロ・荷物の軽量化という点で、渡航頻度が高い方ほどメリットを実感しやすいです。
一方で、eSIM非対応の端末・複数デバイスへの同時接続が必要・グループ旅行での割り勘などのケースでは、レンタルWiFiが引き続き合理的な選択肢です。「どちらが優れているか」ではなく、「自分の使い方に合っているか」で判断するのがいちばんです。
乗り換えを検討するなら、まず端末がeSIM対応かどうかの確認から始めてみてください。*#06# を発信してEID番号が表示されれば、あとは手順通りに進めるだけです。
eSIM-sanでは、渡航先・日数・用途に合ったプランをまとめて確認できます。料金・対応国・プラン詳細はブログや公式サイトでチェックしてみてね。
eSIM-sanブログでプランを比較する →